某日 三途のほとり



「氷精の冷気 冷蔵庫としての働きは十分にするものと覚えたり」







しかし





(氷精なしでもいつでも冷えたビールが欲しい……というか船がボロい……)

死神は思った





「死神殿!」
「ここは拙者らが」



     





「モーターボート作成 仕る」



「もーたー?」

「結界を隔てた外の国の……」










……それはおよそ一切の三途の渡し舟に 聞いたことも見たこともない奇怪な船であった。





二の景 帰帆

「えーきさまとタイタニックごっこしたいよぉ☆」

原作 久林丼   作画 岡平 閑






……それはおよそ一切の漫画に 聞いたことも見たこともない奇怪なタイトルであった。










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