……鐘の音が聞こえる。










昼下がり、と言うにはもう遅く、夕刻というにはまだ早い。






そんな中途半端な時間。





















……鐘を鳴らすのは、あの人里では『没した』時だけだ。






……太陽と、人と、どちらかが。










七の景 晩鐘

「ゆめのつづきを」

原作 うがつまつき   作画 久遠恭介












紅く染まった空に鳴る鐘の音は、聞く者に懐かしさと寂寞をもって響いた。










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